2009年11月16日

ウイーンのミュージアムショップ

ウイーンのミュージアムショップ
10月14日~プラハ、ウイィーン、ブタペストと特急で回ってきました。海外(主にヨーロッパ)のミュージアムを視察することを目的に出かけるのですが、気がつくと今回で8回目、ヨーロッパはフランス、イタリア、イギリス、スペイン、ベルギー、ドイツ、トルコ、今回のチェコ、オーストリア、ハンガリーと10カ国に足を踏み入れたことになります。
今回は特に、ミュージアムショップについてあれこれと考察しながら観て来ました。
文化施設に関心があり、そのサービスの一端であるミュージアムショップには特に興味があります。
それは、そのミュージアムの運営の考え方が端的に現れている場所だと思うからです。
ヨーロッパのミュージアムは古城等歴史的建造物の中を改装して作ってあるところが多いので、日本のように建物そのものから、新しくミュージアムを建築することは少ないのですが、その重厚さと、歴史を感じさせる建物の外観、空間と現代を生きる来館者が歩く展示空間がデザイによっていかに一体感のある空間に創造されているかを観るのはとても感動的なことです。
ショップアイテムも歴史的、芸術的収蔵物をこれもまた、今を生きる我々の生活空間に違和感なく滑り込ませることができる物にデザインという手法を持って一味変化させ、とても魅力あるものにしています。
ショップに並べられたグッズの魅力が館のサービスに対する質を表していると感じられます。
大体のミュージアムで、ショップは入口近い分かりやすい場所に配置されていることも特徴です。
又、ショップのアイテムを見れば、そのミュージアムの展示の中でがなにを来館者に観てほしいと思っているか、又、誇りに思っているか、そのミュージアムのアイデンティティーは何なのかも感じることが出来ます。

日常と離れ、好奇心を友に、よく歩き、よく食べ、よく眠りる事で、逡巡していた課題に解決の糸口を見つけることもあります。
これからも、海外の旅は続けたいと思います。

                                                  
                                          理事   田嶋 清子




Posted by あざれあ理事 at 15:46│Comments(0)
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