2010年09月18日
子育て世代へエール

美容院へ行って来ました。
パーマ&カラー&カットのフルコース。
iPhoneやマニキュアを持参して、長時間対策バッチリです。
さて担当の美容師さん、2才と0才のお子さんを育てながら仕事を続けているというワーキングマザーで、そんな彼女の子育ての話がとっても懐かしくて楽しかった。
たとえば、0才の下の子が、最近40度の熱を出したので、死んじゃうんじゃないかって心配したけど、突発性発疹だったという話。
・・・と・突発性発疹。
・・・懐かしい。
しばらく聞いてない単語が急に出てきて、頭のネジを逆回しにするのに少し時間がかかる私。
そうだった。
赤ちゃんが急に高熱を出すので、あわてるんですよね、これって。
確かにうちの子たちもかかりましたっけ。
で、次には紙おむつの話。
パンパースは性能は良いけど、その分お値段も良い。
だからお手ごろ価格の紙おむつと使い分けをしなくちゃならない。
そうだったな~。
私も昔はドラッグストアのチラシを必ずチェックして、特売日には駆けつけたっけ。
他にもあれもこれも、私にとっては20年近く昔の懐かしい話題なのだけれど、現在進行形の彼女には、今現在抱えている話。
一生懸命話すので、一応経験者の私は、ちょっとずつアドバイスを挟み込みむ。さながら即席の育児相談でした。(苦笑)
さて、パンパースにお世話になった我が息子も、あと数日で20歳を迎え、先日は運転免許も取得しました。
子育ての渦中にいる時は、毎日が夢中だったけれど、気が付けばもうこんなに時間がたっていることは驚きです。
つまり子育て期も、ずっと続くものではなくて、長い一生のうちでは短い時間。
美容師さんの彼女にも、今を精一杯がんばって欲しいな。
それにしても、子育て真っ最中の彼女とすっかりその時期が終わった私ですが、最後にひとつ意見がバッチリ一致しました。
それは・・・
子ども手当て。
確かにもらえれば嬉しいけれど、それよりも、保育園をもっと安くしてくれたほうがずっとありがたい、というお話です。たとえば1ヶ月500円とかね。
景気がなかなか上向かず、お父さんのお給料ではかつかつな生活の中で、お母さんが働いても3万円からの保育料が出て行くのは本当に悲しい、と彼女は言いました。
それに、経済的理由だけじゃなく、働き続けたい女性がこれだけ増えている中で、女性の能力を活かしつつ、子育てもできる仕組み作りは、日本経済全体にとってもこれからもっと大切になるのは明白です。
本当に子どもを産みやすい、子育てしやすい支援策ってなんなのか? ということを考えて欲しいよね、ということで、今回の美容院タイムは終わったのでありました。
あざれあ交流会議でも、本当に必要な子育て支援策について考えるイベントを企画しています。
詳しくはこちらです。子育て支援策について、同世代の皆さんと共に考えてみませんか?
2010年09月02日
部長、イクメンになれるか?

身近な話題をひとつ。
社員数50名ほどの小さな会社の部長Mさん、奥様と長く不妊治療を受けてきた努力が実り、この秋、待望のお父さんになります。
ところが…ここにきてひとつ問題を抱えています。
奥様は、専門職のキャリアなのですが、子どもが産まれたら、自分が働いてMさんに退職して育児に専念してほしいと言うのです。
そう、今話題の「イクメン」ですね。
世間的にはめずらしくなくなりつつあるお話だし、とても優しいサポータータイプの彼は、育児に専念する数年間が自分に人生にあるのも悪くない、と思っています。
でも、小さな会社とはいえ、ごぼう抜きして得た部長職。
ようやく様(さま)になってきたところでの退職には、いまひとつ踏ん切りがつきません。
また会社にとっても、すぐに代わりの見つかる大企業ではないので、退職どころか育児休暇を取る事さえも「現場はすぐに困る」という状況。
Mさんも「お世話になった会社に迷惑をかける」ことに、心痛めているのです。
奥様のキャリアも尊重したい、でも自分も仕事を続けたい…。
それなら二人とも自分の仕事をあきらめず、育児をしていく方法はないのか?
幸いお二人は奥様のお母さんと同居だし、Mさんのご両親も近くにお住まいです。
保育園だって順番を待てば、可能性がゼロじゃない。
なんとか方法はありそうです。
そのあたりの提案をさせていただいたのですが、どうもMさんの顔は曇りがち。
奥様が強硬に退職を迫り、「会社を辞めないなら離婚する!」とまで言い出しているとか。
もうすぐ出産の奥様は、気持ちがナーバスになる時期。
無事に出産が終われば、また奥様の気持ちも変わるかもしれません。
「とにかく今は仕事に専念するしかありません。」と、連日プレイングマネジャーとして時間と闘いながら精一杯がんばるMさんです。
男性が育児休暇を取得できるようになったり、家庭に入る事が世間で認められる選択しが増えた分、当事者の悩みも増えてきたのかもしれません。
お父さんにとってもお母さんにとっても、そして産まれてくる赤ちゃんにとっても幸せな結論が出るといいな。
この先、どのような選択をされるのか、見守りたいと思います。
こちらは厚生労働省が提案している「イクメンプロジェクト」。
Mさんの参考になりそうな情報が、たくさん出ています。